産地直送で、ご常連さまからたくさんの贈答用さくらんぼのご注文を受けています。
さくらんぼ狩りを行いながら、贈答用さくらんぼの発送も同時に行っています。
そのため、スタッフの忙しさは半端ない。管理人は多くのさくらんぼ農園を訪れてきましたが、ウチより忙しそうな農園を知りません。
さくらんぼは雨にあたると割れてしまう、とてもデリケート。
それを防ぐために雨よけビニールをはるのです。
高さ4.5メートルのパイプの上に登りビニールをはる。
100mのビニールは想像以上に重く力仕事。農園ベスト3にはいる重労働だ。
風のない時間帯を選んで行う。風が吹くとビニールがあおられて危険でできないのだ。
足場は不安定で、危険な高所作業。毎年、パイプの上から落ちる事故が絶えない。
こうして張ったビニールも1シーズンでゴミになる。
ビニール張の様子について、農園だより39号で新人スタッフが感想をのべているのでよかったらご一読ください。
以前、隣の畑で重大事故が起きました。地元各社のテレビが取材にきたのですが、画面にドーンとウチの看板が映し出され、まるでウチの農園が当事者のようではないか・・・
この作業を請け負う業者も存在する。しかし、どう計算してもコストが合わない。
結局、高齢男女が動けるかぎり自分でやるようだ。
高齢化農村地帯にひびきわたる救急車のピーポー。ウチか?どこだ?と、そのたびにみんなの安全確認をする。
通常は葉を取ったり、地面に反射板シートを敷くなどして、さくらんぼが赤く色づいたら1回で収穫してその木は終わりになる。
しかし、農園の葉をとらない栽培方法では、熟れた実だけを何回にもわけて収穫する。
脚立を使い、高いところを中心に2,3粒収穫したら降りて、脚立をかけなおしてまた上る、をなんども繰り返す。
熟している木を見極めるのは難しいく、味見のために毎日たくさんのさくらんぼを食べなくてなならない。
たくさんの木を回らなくてはならない。人手はいくらでも欲しいのだが、どこもここも深刻な人手不足。もはや産業の存続問題レベルとなっている。
収穫と時間差で選別作業が本格化。
キズ、おいしくない実をすばやくとり除く。
目にはみえないようなキズが一つ入っていても、翌日箱のフタを開けたら箱じゅうカビだらけ・・・という場合もある。
おいしいものほど病気や虫がつきやすい。
《残り何キロ!一人何箱!》と声をかけ、運送屋さんがくるまで馬車馬のごとく働きます。
あんまりギリギリまで荷物を作り続けて、ドライバーさんにキレられたこともある。
以降、続く