山形のさくらんぼ狩り くだもの狩りは、大将錦開発農園の山形チェリーランド・上山観光フルーツ園へ!

第4回 果樹園のカルガモ

春、りんごの花摘みをしていたら、なんと足元にカルガモがいるではないか⁉

人間に驚いたのか、カルガモは飛び去った。

だが、そこには卵が1個あった。

 

 

「また生むかもしれないからそっとしておこう・・」

次の日、見てみると、卵は2個になっていた。卵は毎日1個ずつ生んでいくようだ。

 

 

生んだ後、卵が外敵からみつからないように草などをかけておく。

全部の卵を生み終わったら抱卵にはいる。これは全部の卵を同時にヒナにかえすためだ。

 

 

カモは渡り鳥が多いが、カルガモは同じところで暮らす。

春先に縄張りを持ち、つがいで暮らすが、交尾が終わると、オスは他のメスを求めて立ち去る。子育てはすべてメスが行う。

 

 

約3週間の抱卵でヒナがかえり、その日のうちに水場に移動する。

ヒナは水草などのエサをはじめから自分でとるようだ。

小さいうちは自分で体温を保つことができないので、親鳥の羽のなかにもぐりこんで暖をとる。

 

 

外敵に襲われることも何度もある。

そのたびに親はクー、と小さく高い音をだす。

するとヒナたちは急いで草むらに隠れる。

親は傷ついて飛べないかのようなニセの損傷行動をとり、敵の目を自分にむけさせ、逃げまわってヒナをまもる。

 

 

親鳥は苦労の連続だが、大きくなれるのは2,3羽だけである。

果樹園のカルガモ かわいい画像